退院調整領域で活躍する認定看護師「精神科認定看護師」
退院調整看護師の中でも認定看護師と言われる特別な看護師がいます。
認定看護師の中の精神科認定看護師と呼ばれる位置づけの看護師がいます。精神科の認定看護師領域において看護技術、及び看護ケアの質の向上を図る目的で平成7年に創設された看護師です。
精神科認定看護師には10の領域に特化しています。
- 退院調整看護
- 行動制限最小化看護
- うつ病看護
- 精神科訪問介護
- 司法精神介護
- 児童・思春期精神介護
- 精神科薬物療法介護
- 薬物・アルコール依存症介護
- 精神科身体合併症看護
- 老年期精神障害看護
以上です。
これらの分野をまかなえる認定看護師の精神科認定看護師の要請に力を入れている病院も多いです。
また看護師自身も自らのスキルアップのためにいろいろな分野での認定看護師資格を取得しようとする傾向にあるようです。
精神疾患を患う人が昔よりも大幅に増えてきました。
そのため、特別な位置づけにある認定看護師の養成を行うことで、精神疾患で患っている人のサポートを全力で行うのです。
- 退院調整看護師には患者と担当看護師との相互関係を促すことを目的とする
- 患者や他の病院スタッフとの退院に向けての調整を行う
- 病院内や病院外の情報の促進と伝達を行うことも目的とする
- 退院調整に関する看護師の養成と育成、訓練を行う
- 病院外で退院したあとの具体的な活動あ地域移行支援委員会の一員としての役割
- 病院内では他職連携を重視した地域移行支援システムの構築やその実践と教育活動への参加のあり方
- 患者や患者家族との退院後の生活面でのサポート
- 地域医療機関や医療施設の役割や分担、サポートについての下調べ
退院調整看護師や認定看護師は看護師の中でも一般のスキルとはまた違った分野で活躍されている人ばかりです。そのために多方面からの知識の習得や情報交換、これまでの看護師経験を生かした上でのスキルアップが求められるのです。
そのため、退院調整看護師の養成セミナーや研修には看護師経験5年以上という制限が設けられているところがほとんどです。大切な役割だからこそ、ある程度の看護師経験を必要としているのです。