退院調整看護師になるには?
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「退院調整看護師として働きたい!」
〜求人探しの前に知っておきたいこと〜
目次
- 退院調整看護師とは?
(仕事内容、必要な資格、仕事の魅力など) - 退院調整看護師の求人が見つからない理由
- 職場を見つけるまでの最短ルート
退院調整看護師とは?
病院の入退院を調整する部門で働く看護師を「退院調整看護師」と呼びます。
病院の運営形態によっては病棟勤務の看護師が必要に応じて兼任している場合がありますが、「退院調整看護師」と呼ばれるのは専従勤務として入退院調整にあたる看護師のことです。
患者の入退院、在宅ケアへの移行に関する精神的支援及び実務的なサポート全般を担うのが退院調整看護師の役目です。
- 患者家族との対話を通した精神的支援
- 利用可能な社会的資源・制度の紹介
- 訪問看護ステーションやホームヘルパーの紹介
- 在宅ケアに必要な医療・介護用品の準備 etc.
専従勤務の退院調整看護師として働くためには、何か特別な資格が必要なのでは?と思っている方が多いですが、実際には特別な資格は必要ありません。
入退院調整に関するセミナー・研修会は定期的に各地で開催されますが、退院調整看護師として働き始めた方がスキルアップのために参加するケースが多いようです。
退院調整看護師の仕事の魅力
上記の仕事内容を見てみると、病棟や外来勤務の看護師とは違った一面を持つ仕事だということがわかります。
「退院調整に関わる仕事に興味がある」「精神的に一歩踏み込んだ形で患者さんと向き合っていきたい」「病棟勤務での一般的な医療行為に苦手意識がある」「体力的に負担が少ない部署で働きたい」など、様々な理由から退院調整看護師を目指す方が多く、看護師の仕事のなかでも根強い人気があります。
退院調整看護師の求人が見つからない理由
インターネットや求人広告、ハローワークなどで求人を探してみると、「退院調整看護師の募集」と書かれている案件は、ほぼゼロです。
それは、病院の求人全般に言えることですが、求人票には所属する診療科目や部署については記載されていないためです。
では、どうやって退院調整看護師の求人を探していけばよいのでしょうか?
退院調整看護師の求人を見つけ、職場に就くまでの最短ルート
- 退院調整部門に病院内部以外から看護師を採用したいと考えている病院
- 退院調整看護師の新規採用・育成を企画している病院
上記の条件に該当する求人を簡単に手に入れることができるのが、看護師専門の転職サイトです。
看護師専門の転職サイトとは
厚生労働大臣の認可を受けた民間企業によって運営される看護師専門の転職支援サービスです。
・他の求人媒体に比べて求人数が格段に多い
・求人先に関する情報量が豊富
・専任のアドバイザーが希望条件にあった求人を紹介
・採用対策サポートを受けられる
・登録者限定で一般非公開の優良求人を紹介
これらのメリットがありながら、すべてのサービスを無料で利用できるということで、今や看護師の転職活動には欠かせないものになっています。
退院調整看護師の求人探しの場合、「求人先に関する情報量の多さ」が大きなメリットになります。
看護師転職サイトは他の求人媒体と違い、求人先に関する調査を独自に行なっているため、『採用後にどの部署に配属されるか』という情報を踏まえた上で求人を紹介することができます。
そのため、「退院調整看護師として働きたい」という希望を伝えるだけで、研修・教育制度の有無も踏まえて最適な求人を提供してもらうことができるのです。
退院調整看護師の求人が見つかる転職サイト一覧【2024年最新調査】
マイナビ看護師 |
レバウェル看護 |
ナース人材バンク |
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利用者満足度No.1
利用者満足度96%の優良看護師転職サイト。
求人先を徹底調査し、優良求人のみを厳選して扱うという方針をとっているので、膨大な求人の中から理想の職場が見つかる可能性大。
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親身なサポートで評価急上昇
運営年数的には比較的若い転職サイト。
アドバイザーによるサポートの口コミ評価が高く、定番の転職サイトとして安定した人気を獲得しつつあります。
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地域密着型の転職支援
全国16拠点、地域密着型の看護師転職サイト。
求人先に関する情報量が多く、ミスマッチのない求人が見つかる転職支援サービスとして看護師さんから選ばれています。
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退院調整部門の設置数から見る看護師の求人傾向
平成20年度の診療報酬改定で退院調整加算が始まり、病院は退院調整看護師を設置するようになりました。まだ数年しか経っていないこともあり、問題はいろいろあるようです。
しかし、800の病院を対象としたある調査では、6割以上の病院が院内に退院調整部門を設置していることが明らかになりました。
特に病床数500以上の病院では、9割近くが退院調整部門を有していいます。逆に病床数200以下の病院での割合は5割程度という結果になっています。
大規模な病院になると、退院調整部門に配置されるのは看護師だけではありません。医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・社会福祉士・事務職の方などいろいろですが、調査によると、医療ソーシャルワーカーと看護師の配置率が非常に高いという結果になっています。
この傾向をみると今後は専従勤務として退院調整看護師の求人を出す病院が増えていくことが予想されますが、現段階では需要が大きいとはいえません。
〜「働きながら学んでいける」そんな職場を見つけるために〜
退院調整看護師は、仕事上訪問看護・家庭看護や地域包括ケアに関する知識が必要になります。そして、人との対応能力が特に必要とされる職種でもあるのです。
例えば、あなたがまだ若く、経験の浅い看護師であった場合、退院した患者に関わる外部機関(訪問看護ステーションなど)や転院での他病院との調整におけるコミュニケーションは、大変なことが多いと思います。
未経験者として仕事に不安がある方は研修・教育制度が整った職場を見つけることが大前提といえます。
まずは、看護師専門の転職サイトで実際の求人を見たり、退院調整看護師になるための情報収集・転職活動を上手に進めていきましょう。