退院調整看護師として働きたい看護師さんが多いのはなぜ?

近年、医療界では退院調整看護師の必要性が声高に叫ばれています。このような声を受けて、退院調整業務を的確にこなせる看護師の育成に力を入れている病院も増えてきました。また、各地の看護師協会もセミナーや研修会(実習を含む)を通して、育成に力を入れているようです。

 

このような事と共に、各看護師に退院調整能力が必要になってくることも医療界では言われています。こういった状況ですから、退院調整看護師を目指す看護師が増加するのは必然的なことなのかもしれません。

 

病院での看護師は、病棟勤務を始めとする様々なポジションで働いていると思います。どのポジションの仕事がキツいとか楽、というのはあまり意味のないお話しになってしまいますので、このことに関しては触れません。ご了解くださいませ。

 

全ての患者に退院調整が必要になるわけではありませんが、必要になる患者は3種類に大別されると言われています。

 

・末期ガンに代表されるような患者。
・後期高齢者と呼ばれる高年齢の患者。
・難病を持つ患者。

 

このような患者を持っている家族は様々な問題を抱えていますし、現在入院していても退院後に予想される問題も非常に多いというのが現実でしょう。家族と患者に対して、地域の様々な機関と連携しながら患者の在宅支援をしていくのは退院調整看護師の重要な役目ですよね。ただ、人によっては施設などの入居の方が良い場合もありますので、自宅療養が常にベストとは限りません。

 

医療処置における様々なケアをしていく看護師(病棟勤務の看護師)とは違った能力が求められる退院調整看護師ですが、その業務はなかなか大変だと言われています。しかし、多くの患者は様々な不安や心配が軽減すると在宅での療養を希望するようです。「彼らの不安・心配を軽減させて、自宅で安らかにに暮らせるよう支援をしていく業務は私たちの喜びです!」と多くの退院調整看護師は語っています。

 

先に述べたように、退院調整看護師を必要としている医療の現実が、なり手を増やしていることは間違いありません。同時に、この仕事のすばらしさが多くの看護師を魅了しているのも事実なのではないでしょうか。

 

退院調整を必要とする患者は年々増加しています。看護師としての知識・技術を活かすポジションとして、退院調整看護師を目指すのも一つの選択肢になるのではないでしょうか。

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